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お彼岸の花【彼岸花・曼殊沙華】

お彼岸と言えば「彼岸花」が思い浮かびませんか。
子供の頃、田んぼの畦道に咲いていて、とても綺麗でしたが、「彼岸花には毒があるから触ってはいけない」と言われたのを思い出します。

「彼岸花(ひがんばな)」とは

ユリ科に属する多年草で、特に秋の彼岸の時期に咲くことから「彼岸花」という名前がつきました。ラッキョウのような球根が地面に埋まっており、秋の彼岸(9月中旬頃)に地中から花芽を出して赤い花を咲かせます。

彼岸花は葉が茂る前に開花し、開花が終わった後に葉を出し、春が過ぎたころに葉を落として休眠状態になります。彼岸花が咲く気温は、20度~25度とされています。まさに、お彼岸の頃が適温というわけです。最低気温が20度前後まで下がってくると、地中の球根から花茎が30cm~50cmまで一気に伸び花を咲かせます。しかし今年は暑さが厳しかったためか、彼岸花の開花が遅れたそうです。

「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」

彼岸花は別名で「曼珠沙華」とも呼ばれています。サンスクリット語の「manjusaka(まんじゅしゃか)」が言語で、「天界に咲く花」を意味します。「天から降ってくる赤い花」や「吉兆の前触れ」とも言われており、天から降り注ぐ花びらが良いことの前兆であるとされています。
※サンスクリット語とは、南アジアおよび東南アジアにおいて用いられた古代語です。ヒンドゥー教の礼拝用言語であり、大乗仏教でも多くの仏典がこの言語で記されました。

曼殊沙華は特に赤い花を指しますが、白や黄色の品種もあります。赤い曼殊沙華は秋の風物詩で、特に彼岸の時期に見られるため、「彼岸花」として親しまれています。仏教においては、曼殊沙華は人々を極楽浄土へ導く花とされ、死後の世界や魂の象徴とも結びつけられることが多いです。

曼殊沙華

「花言葉」

花言葉は「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」「再会」などです。墓地などでよく見られることから「悲しき思い出」という花言葉が付けられたと言われています。
また、色による花言葉は、
白「また会う日を楽しみに・想うはあなたひとり」
黄色「深い思いやり・追想・陽気・元気な心」
オレンジ「妖艶」
で、これらの花言葉は、彼岸花が墓地などでよく見られることや、仏教的な教えと関連しているとされています。

「彼岸花の毒」

彼岸花には花・茎・葉・球根、すべての部分に毒があります。誤って食べてしまうと吐き気や下痢を起こし、重症の場合は中枢神経の麻痺を起こして死に至ることも。葉の汁や球根をかじったりしたら危ないので、子供やペットには注意が必要です。球根にはリコリンという強い毒素があり、害虫や小動物から田畑や墓地を守るために植えられています。モグラやネズミから稲や野菜などの農作物を守るためだと言われていますが、特に球根に多く含まれる毒を嫌って、ミミズなどの地中の虫達が近寄らなくなります。

また墓地で多く見られるのも、昔は、人が亡くなると墓地に直接埋葬されていたため、土の中で生活するモグラなどから埋葬された遺体を守るためだという言い伝えもあります。

「彼岸花の不思議」

彼岸花は、その美しさとともに多くの不思議な特徴を持ち、古来から神秘的な花としてさまざまな伝説や信仰とむすびついています。

・花と葉が同時に存在しない

彼岸花の最も不思議な特徴のひとつは、花が咲いているときには葉がなく、葉が出るころには花が終わっていることです。通常の植物では花と葉が同時に見られることが多いですが、彼岸花の場合、花が咲いているときは茎だけが伸び、花が終わると葉が出てきます。このため彼岸花には「葉見ず花見ず」という表現があります。

・秋の彼岸に必ず咲く

彼岸花は、名前の由来にもなっているように、秋の彼岸の期間(9月中旬から下旬)に正確に咲くため、「歴の花」とも呼ばれます。気候や地域にかかわらず、この時期に咲くため、自然の中で「時間を知る花」としても不思議に思われてきました。

・毒性を持つ

毒性があるため、動物が近づかないようにする「守り神」のような役割も果たしてきました。

・死や別れの象徴

彼岸花は、墓地などの周りによく植えられていることから、「死」や「別れ」を象徴する花として恐れられることがあります。日本の伝統や昔話では、彼岸花は亡くなった人やあの世とつながる花とされることが多く、そのため不吉なイメージを持たれることもあります。特に赤い彼岸花は血を連想させ、さらにその印象を強めています。

・神秘的な名前の由来

彼岸花の別名である「曼殊沙華」は、仏教に由来し、天界から降り注ぐ吉兆の花を指します。この神秘的な名前も、彼岸花が単なる花以上の意味を持つ存在として捉えられている理由のひとつです。彼岸花が仏教や極楽浄土との関係を強く持っていることから、古代から神聖なものとして扱われてきました。

・地域や文化による異なる伝承

日本、中国、韓国などアジア地域で彼岸花に関する伝承や伝説が数多く存在します。例えば、日本では彼岸花は「あの世への案内状」とされ中国では「別れの花」として悲しい物語と結びつけられることが多いです。どの地域でも彼岸花は単に植物としての存在だけでなく、霊的な意味合いや人生の大きな転機を象徴する花とされています。

彼岸花

彼岸花は、その美しさと毒性、特定の時期にだけ咲く正確さなどから、自然界の中でも特に神秘的な存在として知られています。その不思議な性質は、古代から人々の心に強く刻まれ、さまざまな伝説や文化に深く結びついています。

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